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予防と早期発見が大事

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ピロリ菌を調べましょう

胃がんは日本人に多いがんです。なぜ日本人が胃がんにかかりやすいかは長年、よく分かりませんでした。しかし、近年、ピロリ菌という細菌が胃がんの発症に深く関わっていることが研究によって明らかになってきました。日本人は胃の中にピロリ菌が住み着いている人が多く、そうした人は胃がんになりやすいというのです。ただ、ピロリ菌に感染していても心配する必要はありません。ピロリ菌は複数の薬剤を1週間程度服用することで、簡単に取り除くことができます。除菌すれば、胃がんが発症する確率は、3分の1〜6分の1に下がるという研究データもあります。胃がんが心配だという人は、ピロリ菌感染の有無を調べ、感染していれば、除菌することをお勧めします。

早期発見なら完治できる

胃がんの特徴は初期症状を自覚しにくいことです。胃痛や胸やけなどを感じる患者もいますが、こうした症状は他の体調不良でも起こりやすいものなので、胃がんを疑って発見につながるケースは少ないと言えます。早期発見には、定期的に検診を受けることが重要になります。バリウムを飲んで胃の中をエックス線で撮影する方法と、胃カメラで直接胃の中を覗く方法とがあります。どちらも苦手だという方がいるかもしれませんが、胃がんは早期発見できれば、9割以上が完治できるのです。また、切除する部分も小さくて済み、普段通りの仕事や食事ができるまで回復します。年に1回は検査を受けるようにすれば、胃がんで命を落とす可能性を大きく下げることができるでしょう。